最近、葬送のフリーレンとかのWEB漫画サイトで、サイト巡回しながら最新話をチェックしているときにな無駄クリックを強いられる事ありませんか? ↑上のスクリーンショットみたいに、話のリストがタブで切り替え式になってて「140 - 41」って書いてあるボタンをクリックしないと最新話が見られない状況に、皆さんなっているはず。 先に解消法だを書いちゃいます。まず最新話をクリックして表示します。そして、そのURLでブックマークをし直してください。これでサイトに飛んできた時にちゃんと最新話が上の方に表示されるはず。
この現象は、サンデーうぇぶりの他の作品でも発生しているはずだし、なんなら全然別サイトの、コミックDAYS、となりのヤングジャンプとかでも発生します。 というのも、WEB上の漫画を表示するWEB漫画ビューアーに同じシステムを採用しているためです。その名もGigaViewer。他にも少年ジャンプ+、くらげバンチとかも なんかもGigaViewerを採用しています。日本のWEB上漫画ビューアーは、GigaViewerが事実上独占していると言っても過言ではありません。だからWEBで漫画を見る場合に、どのサイトも似たような感じなのはそのせいです。
このGigaViewerをどこの会社が作っているかと言うと、はてなブックマークで有名な株式会社はてなの製品となっております。はてなですが実は漫画ビューアー作ってます。むしろ、漫画ビューアーの販売がメインの事業です(参考記事:はてな株式会社は、もはや漫画の会社である)。
参考記事は、2023年の記事だったので直近の2024年7月期の決算資料を確認したところ、GigaViewer関連の売上が2023年の12.44億円から15.61億円へ25%増。株式会社はてなは、より純粋な漫画の会社になっていました。 はてなは人力検索から始まって、はてブの会社になって、漫画ビューアーの会社になっていたんですね。なんだか感慨深いですね。
さて、冒頭の無駄クリックを強いられる件と関連しているのですが、GigaViewerでサイトの構造がなんか変な感じなんです。もし私が、WEB漫画を表示するサイトを作れと言われた場合、下記のようなサイト構造を採用します。
フリーレンを例に取ると、フリーレンシリーズのTOPページを作って、その配下に各話リンクで配置します。シリーズのTOPと各話で親子構造をもたせるわけです。かなり一般的な構造だと思う。
その辺から、WEB開発者100人を捉えて来て同じ事をさせたら100人中99人がこの構造を採用すると思う。でもGigaViewerが下記のような構造になっているのです。
GigaViewerにはシリーズのTOPページというものが存在しません。存在するのは「葬送のフリーレン 2話」とか各話のページだけで、それぞれの話のページから他の話へのリンクを張っているという構造になっています。 だからブックマークする時も「葬送のフリーレン」のページをブックマークは出来なくて、「葬送のフリーレン 1話」とかどこかの話にリンクを張る事しか出来ません。 この謎の構造のせいで無駄クリックを強いられているのです。例えば1話にブックマークをしている場合、「1話~40話」「41話~140話」というタブのうち1話は「1話~40話」に所属しているので、「1話~40話」のタブがアクティブになってしまっているのです。 なのでいちいち「41話~140話」のタブをクリックする必要がある。なので「41話~140話」のどれかの話にブックマークを切り替えれば解消されるというわけです 。
マジでなんでこんな事になっているのか。単純に不便だし、ページが分散してしまっているのでSEO的にも不利だと思うのですが……。うーん、歴史的理由とかなんだろうか。気になります。