家族の闇を赤裸々に描き出した菊池真理子が、新たな一歩を踏み出す。毒親のもとで育った11人のリアルな証言を基にしたコミックは、痛みと葛藤、そしてそこからの生還を鮮烈に描く。繰り返される「連鎖」に抗う彼らの姿は、逃げる勇気、選ぶ力を問いかける一冊。