<稀代の悪女>と呼ばれ、全てに絶望しながら生きてきた絵莉朱(えりす)は、夫に刺され非業の死を遂げる。転生したのは…前世でプレイした乙女ゲームの悪役令嬢・エリスだった。このままでは王太子に婚約破棄され断罪されてしまう---自分が働く悪事について罰せられることは受け入れようとしたエリスだったが、婚約者を捨てた王太子は果たして清廉潔白な人間なのかと疑問を抱く。「私ひとりを<悪役>にするなんて許さない」破滅ルートを回避すべく生きることを決意したエリスだったが、前世と同じく事件の犯人だと決めつけられてしまい……「誰にも私の声は届かない…」諦めかけたその時、前世と今世の歯車が噛み合い回り出す---!前世と転生後が絡み合う新感覚<悪女>ミステリー開幕!