Kindleインディーズマンガというものをご存知でしょうか? Kindle ダイレクト・パブリッシングという個人でKindle本を出版できる仕組みがあるのですが、それのマンガ版という位置づけになります。 嬉しいことにほとんどの本が無料で利用可能です。ダウンロードすると他の通常のKindleの本と同様にKindleのライブラリに登録されるので、同じ感じで利用可能です。 Xでマンガを公開する事と、出版社を介してKindleで本を出す事のちょうど中間を埋める存在というイメージです。電子版同人誌と考えてもいいかも。

Kindleインディーズマンガはほぼ無料なので「無料で読むのは申し訳ないので利用してません」みたいなナイーブな方をネットで見かけました。 が、そんなの全く気にする必要ないことをお伝えしたい。気にせずにガンガン読むんだ!
Kindleインディーズマンガは無料なので、作者の方はボランティア活動をしているのかというとそんな事は全くありません。著者の方には「分配金」という形で報酬が配られます。 どこから原資を得ているのかは詳しくは知りませんが、「インディーズ無料マンガ基金」というものが存在してまして、ダウンロード数や閲覧数なに応じて分配金が支払われます。 直近3ヶ月の分配金の総額は以下のようになっています。

結構月によって分配金の総額ががかなり変動してますね。なんにせよこの金額をインディーズの参加者全員で分け合うわけです。人気の作者には多く配られ、下位の人には少なめに配られます。 仕組み上参加者の数とかでも分配金は上下しますので、今どれぐらい貰えているのかは謎ですが、上位陣は結構貰えているとの噂です。

マンガ自体のクオリティーですが、結構作品によって差が大きいのをご承知おきください。やっぱり出版社と編集を通さずにみんな好き勝手に出版しているわけで、未完成の習作みたいな作品もありますし、普通に出版されているものレベルのものもあります。 個人的に「おしまい ただたか (著)」とか「川尻こだまのただれた生活 川尻こだま (著)」が好きなのでおすすめです。

それにしてもいい時代になりました。一昔前ならば、マンガで生計を立てようと思ったら、商業出版しか道がありませんでした。そのために出版社に持ち込みしたり、マンガ賞に応募したりとかをやっていたわけです。 最近では、今日紹介したKindleインディーズマンガを使ってもいいですし、pixivFANBOXFantiaなどでサブスクのように定期的な収益を得られたりします。 商業出版手前で、収入を得る方法が色々存在し、漫画家の卵の人が食っていけるようになっているのです。そのおかげて日本のマンガ界の裾野が広がったように感じます。素晴らしい。