明治時代の港町:新潟に降りたった、一人の英国少女。彼女の名前はウィル。父の仕事についてやってきたが、魚の生臭さが苦手で、日本に来てから食事がノドを通らない…。慣れない土地でのイライラと不安がつのる中、出会ったのは、ぶっきらぼうな日本人の青年、流作。彼は和食の料理人だった…!魚の悪口を言うウィルに、たまりかねた流作は、彼女をうならせる和食を作ることに…!?これは、地のもの食べて町と人を知っていく、英国少女と、青年料理人のお話。