「アルバの宝剣」と謳われる不世出の英雄、シレンツィオ・アガタ。海軍提督として数々の難敵・強敵を打ち破ってきた彼の軍歴は、母国アルバからの「貴族に叙す」という通知と共に突如終わりを迎えた。貴族になる条件は、隣国ルース王国の士官学校へ留学すること。道中で気まぐれに羽妖精の命を救い、たどり着いた留学先は、なんとエルフの少年少女が通う「幼年学校」!?しかし、当のシレンツィオは「幼児たちの中に同級生のおっさん一人」という事態にもどこ吹く風。友人になった少女テティスらへ気ままに料理を振る舞うなど、たちまちエルフの学友たちの胃袋を掴んでいき――!?