亡き母に代わって2歳の弟「愛(ちか)」の育児を任されてる中学2年生の「良太」。友人と遊ぶ暇もなく、言うことを聞かない弟に振り回される毎日。弟さえいなければ――。そんな考えが頭を過る時、遂に良太の中で「殺意」が顔を覗かせる…。 一線を越える夜、壊れゆくのは良太か、それとも――。