十年の官吏生活を送る陶蓮珠は、隣国「威」の言葉を理解できる希少な存在。ある日、彼女の前に現れたのは、威国の新皇帝の双子の弟・郭翔央。彼の提案は、威国の公主の身代わりとして嫁ぐことだった。だが、その契約結婚が暴かれれば、国は戦火に巻き込まれる。中華後宮を舞台にした壮大なファンタジーが、今ここに始まる。