何があっても笑わないと囁かれている写真部部長の佐々木つぐみ。 新入生の河島まもるは、彼女の笑顔を卒業アルバムに残すことを頼まれる。 そんな彼がファインダー越しに見たのは、つぐみの隣で微笑みを浮かべる“もうひとりの”つぐみの姿だった。 想い人が棲むカメラを手に、少年の全力片想いが幕を開ける―――。