言葉や文字で様々な事象を現出できる神秘の術、’魔術’。世界の様々なものが魔術に置き換わり、文明レベルは急速に発展していった。その反面、魔術の悪用が多発。魔術犯罪者の坩堝と化したラス・リルテ皇国は、対策として魔術犯罪捜査局を設立した。皇国の都市・イレイルで犯罪者を日々取り締まっていた捜査官のローグは、強大な魔術によって人間に災いをもたらした大犯罪者・魔女と共に’奪命者事件’と呼ばれる怪死事件の捜査に挑む。しかし魔女のひとりであるミゼリアをはじめ、彼女たちとの捜査は一筋縄ではいかず――。第30回電撃小説大賞《大賞》受賞のクライムサスペンス、待望のコミカライズ!