侯爵令嬢のマリッサは、両親亡きあと我が物顔で邸にやってきたあげく自分を虐げてきた叔父一家に復讐を計画していた。「もう少し……十八歳の誕生日がくれば代理侯爵の叔父から自分に爵位が戻る……!」その日に向けて耐え忍ぶマリッサ。そんな中、彼女の婚約者のデリオルが叔父の娘で義妹・ロクサーヌを愛しているからと一方的に婚約破棄を言い渡してきた!身勝手な周囲に振り回されるマリッサを見かね第三王子のレイドが手を差し伸べてくれたのだが――