卑屈でネガティブ、いわゆる“陰キャ”の大学生・斎藤恭平は、同じクラスの小川あやめに恋をした。彼女を遠くから眺めるだけの日々も一年が過ぎるころ、容姿端麗、ノリも抜群、絵に描いたような“一軍”男子・藤岡圭介から、クラスの花見の写真係を頼まれる。花見にはあやめも参加することを知った齋藤は、写真係を引き受けた。しかし、花見の本当の目的は…圭介があやめに告白することだった。青春の煌めきと痛みに揺れる大学生群像劇、ここに開幕!