安彦良和が描く、火薬庫「クルディスタン」を舞台にした壮大な冒険活劇。日本人の父とクルドの母を持つ真名部ジローが、母からの手紙をきっかけに10年ぶりの故郷トルコを訪れるが、それは過酷な運命への序章だった。異名を持つカリスマとの対峙、不思議な少年との出会い。荒涼とした地で紡がれる、民族の不屈の物語。