隆慶一郎は日本の脚本家、小説家(時代小説作家)。本名は池田一朗。東京市赤坂(現在の東京都港区赤坂)生まれ。東京大学文学部仏文科を卒業後、脚本家として活動を始め、池田一朗名義で映画やテレビドラマの脚本を多数手がけた。代表作に映画「にあんちゃん」、テレビドラマ「鬼平犯科帳」などがある。
60歳を過ぎてから隆慶一郎名義で時代小説を発表し、「吉原御免状」で小説家としてデビューした。その後、「一夢庵風流記」で柴田錬三郎賞を受賞。その他の小説作品には「影武者徳川家康」や「柳生非情剣」などがある。これらの作品は漫画化もされており、「一夢庵風流記」を原作とした「花の慶次 -雲のかなたに-」や「影武者徳川家康」などがある。1989年に66歳で死去。